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生登会ブログ

今年は、2月に入って雪が2回も積もりました。それからも、まだまだ寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は、近年ニュースやテレビ等で報道される疾患、心不全・狭心症や心筋梗塞等といった虚血性心疾患といわれる病気の診断に、必要不可欠な検査機器を紹介したいと思います。 こちらは心臓カテーテル検査の機器です。 では、心臓カテーテル検査とは・・・ 簡単に説明しますと、心臓の血管がどれくらい細くなっているのかを調べ、診断や治療方針を決定づけていく為の検査です。造影剤を血管に流しながら様々な角度から撮影する事により、どこでどれだけ血管が細くなっているかが分かります。血管が細くなるという事は、血流が少なくなり、心臓の筋肉の細胞に血液および血液に含まれる酸素がいかなくなるところがある、という事になります。 この原因が先ほど述べた上記の疾患に繋がる恐れがあるというわけです。 検査自体はこれで終了なわけですが、検査結果の診断のもと主治医が必要と認めた場合には、造影検査だけではなく、細い血管を広げるためステントといわれる網目状の金属を血管にいれ広げていくという治療をも施行していく事になります。 また当院では、基本1泊2日の検査を実施しております。 以上簡単に説明しましたが、皆様!! こういった心疾患は、夏よりも冬のこの時期に多く発症するといわれています。多くは入浴中や暖房器具等が原因となり、ヒートショック現象といわれ、急激な温度変化によって身体が受ける影響が、心筋梗塞や、心疾患とは別の脳卒中になりうる可能性があるとされています。 またこのようなことから、院内でも診察室や廊下等では、冬の寒い時期でもあまり暖房を高めの温度に設定はしていません。皆様にご理解とご協力を得られたらと思っております。 まだまだ本格的な寒さは続きますが、自己責任をもって体調管理はしっかりとしていきましょう。

2014年2月21日  5:00 PM |カテゴリー: 寺元記念病院



























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