日々の症例 76 外傷性脊髄空洞症




76)60歳代、男性。 12年前に交通事故で脊髄損傷。その後便秘が続くようになった。

>画像所見 : C3-4はやや後方にずれている。C4/5のdisk herniaが明らか。同レベルでspinal cordは圧排されており、T2強調像で浮腫性変化を反映した淡い高信号がみられる。さらにこの上下で脊髄内に数ミリ長のT1で低信号、T2で高信号の領域がみられる。小脳の下垂はなく、Chiari奇形は否定できる。
>診断 : 外傷性脊髄空洞症(syringomyelia)、C4/5椎間板ヘルニア
>解説 : 脊髄空洞症はChiari奇形に合併するものが最も多いが、外傷や髄膜炎などに続発することもまれではない。明らかな外傷や髄膜炎の既往がない場合には腫瘍性空洞を鑑別する必要がある。

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