日々の症例 21 (通常型) 骨肉腫




2110歳代、男性。右下肢痛

>画像所見 : 脛骨近位骨幹〜骨幹端に骨硬化と骨融解像が混在した境界不明瞭な病変がみられる。外側部にはspicula様の骨膜反応も明らかである(→)。骨皮質の膨隆性変化は認めない。
>診断 : (通常型)骨肉腫
>解説 : 骨肉腫は1020歳代で、膝周囲の大腿骨と脛骨、および上腕骨近位部骨幹端に好発する。本例は不規則な骨硬化と虫食い状〜浸透性骨破壊像が混在し、spicula (あるいはhai-on-endsun-burst pattern)と表現される骨膜反応も明らかで、典型的な骨肉腫の骨X-p像である。動注化学療法後に手術が施行された。

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