日々の症例 127 腸閉塞、小腸内糞便サイン  



 


127) 60歳代、男性。
腸閉塞


>画像所見 : Skeyboard signが明らか。拡張した小腸を追って閉塞端に近づくにつれて小腸内容液の混濁がみられるようになった(*)。CTでも同様に、右下腹部で拡張した小腸内腔に糞便様の内容物がみられる(*)。
>診断 : 腸閉塞、小腸内糞便サイン
>解説 : 小腸内糞便(small bowel feces sign)閉塞部位近くで停滞する小腸内容物が糞塊様にみえるサインで、腸閉塞の閉塞部位を探すのに役立つサインである。



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